アトピーの原因を特定する血液検査のIgEって何?

アトピーの血液検査といえば、IgE検査です。
アトピーの患者さんならもしかすると一度くらいやったことが
あるのではないでしょうか。

このIgE検査はIgEの量を調べる事によって、アレルギーの
有無、程度を数値化し示すという事なんですね。

このIgE検査の正式名称は
IgE-RAST検査と言うのです。

IgEって何?

このIgEというのは免疫グロブリンEという
哺乳類のみに存在するたんぱく質といわれており、免疫グロブリンの一種。

この免疫グロブリンというのは、簡単に言ってしまうと抗体のことで
これをIgと略されるのです。
またEというのは、紅斑(Erythema)を引き起こす事から
そのアルファベットの頭文字Eをつけたものです。
要は、アレルゲンに対して働く免疫グロブリンというのが
IgEというわけですね。

RAST法とは

血液の中のIgE抗体を測定し、
アトピー性皮膚炎の原因として疑わしい抗体を検査するもの。
実際にアトピー患者さんのアレルギー反応が起こる物質を
絞り込むことが出来るというもので、
主に花粉、卵、動物のふけ、牛乳、ダニ、ハウスダストなどを検査します。

この数値を判断し、ランク分け、結果が出るという仕組みです。

IgE検査で全てが分かるわけではない

もし、このIgE-RAST法で全てのアレルゲン反応が起こる
原因を特定できたとして、
それで全てアトピーが完治することが出来るのであれば、
今頃世の中のアトピー患者さんの8割以上は治っているのでは
無いでしょうか。

アトピーの完治が難しいと言われる理由に
今までもお伝えしたように、様々な理由があるわけです。
もちろん何もせずに、ただただアレルゲンの原因になりうるものを
摂取し続けるのは、アトピー患者さんに
限らず良いことではありません。

IgE値が増える事も

IgEの値が低いにも関わらず重度のアトピー性皮膚炎に苦しむ患者さんも
少なく無い上、またその逆に、

卵のIgE値が高かかった患者さんが、特に気にする事なく、
脱ステロイドを行っただけで症状が改善した例もあるわけです。

そして、これを裏付ける理由として、
イギリスやブラジルの教授が、
子供の軽症や中症程度のアトピー患者の66%(凡そ2/3)の人が
IgE抗体の値が上昇していないと述べており、
また、現在では3歳以下の子供においては
IgE値とアトピーの重症度というのは、
信頼性において、ある程度のレベルでは関係があるとはいえるものの、
そこまで高いものでは無いのです。

このIgEの値を気にしているだけではアトピーを完治することは
出来ないのはないかと言われています。

何故3歳以下がこのように言われているのかと言うと、
IgE抗体というのは後天的に上昇することがあるからなのです。
急に、花粉症になったり、蕎麦アレルギーになった人の
話を聞いた事があるでしょうか?

まさに、それがIgE抗体が増えて引き起こされた結果なのです。

血液検査をこれからするアナタへ

まだ血液検査をやったことが無いという人は
一度検査を受けてみましょう。
セットで受けると安くなり、大体4000~5000円程度。

ただ、この血液検査を受ける場合、絶対に主治医から
しっかりと説明を受けて下さいね。

アレルギー反応の値がプリントされた紙を見て
何が何だか分かる人なら問題は無いでしょうが、
一般人には分かるはずもありません。

ですから、しっかりと説明していただけるかどうか
確認した後、血液検査をしてくださいね。

また、医者によっては更に追加項目で
あれもこれもと、追加をすすめてくる人もいるようです。
言われるがまま、全て任せてしまうと、
気づけば1万円を超えていた・・・なんてこともありますので、
その場合も、しっかりと説明を受けましょう。

セットも様々あり指定する事も出来ますが、
知識の無い素人の方が指定しても、
意味のあるものになるか・・・と言われれば
そうではないので、最初は広く浅く検査する方が
無難でいいですよ。