脱ステロイド期間に向けての心構えと準備しておきたい3つのものとは?

ステロイドを長期間使用したアトピー患者さんが、
脱ステロイドで完治を目指そうとすると、
少なくとも3~4ヶ月は強烈なリバウンド症状が発生します。

脱リバウンド中は
クオリティオブライフ(QOL:生活の質)が著しく低下するため、
非常に強い痒みにより眠れなかったり、また眠りから覚めたりと、
睡眠の質が落ちてしまいます。

これは、全身が炎症を起こす事により自律神経がバランスを崩してしまう為に
起こる事なのです。

脱ステロイド期間中は、睡眠が直接肌の回復に繋がる為、
なるべく多くの睡眠を取る事を心がけましょう。

脱ステロイド期間に向けての心構え

脱ステロイド中に起こるリバウンド症状が出る場合、
どうしても、早く痒みを抑えたい、本当にこのまま治るのだろうか?という焦りや不安が出て来ます。

そうなると、再び、安易なステロイド使用へと戻ってしまいかねません。
そうならない為にも、

たとえ、症状が脱ステロイド前よりも悪化したとしても、
「これ以上悪くなることは無い」「後はよくなる一方だ」とある種の開き直りを見せてください。

そうすることができると、一気に不安はなくなります。
気の持ちようが何よりも治療には薬になるということです。

準備しておきたいもの

  • 外用薬
  • 保冷剤
  • 抗ヒスタミン剤

外用薬は、※浸出液(滲出液:リンパ液)の出た皮膚を乾燥させるために
効果のある亜鉛華でんぷん等を使うといいでしょう。

※浸出液とは、炎症によって患部の血管透過性がこうしんし、
毛細血管から皮膚の中ににじみ出た血漿成分からなる液の事です。

保冷剤は、患部に当てる事で炎症を抑え、痒み腫れを
軽減してくれるので、常に容易しておきましょう。

ヒスタミンと抗ヒスタミン剤

ヒスタミンとは、簡単に言ってしまうと、
痒みの原因物質とも言えるものなのですが、

抗ヒスタミン剤は、その痒みの原因を
抑える物質というわけです。

抗ヒスタミン剤の副作用

抗ヒスタミン剤は眠くなるという副作用があるのですが、この副作用が、
薬を飲んで起きる眠気とは比べ物にならないほどの眠くなる効果がある為、
どうしても激しいかゆみが生じ、我慢出来ない時に使用するといいでしょう。

また寝る数時間前に飲んでおくとそのまま眠気が来て朝まで眠る事が出来るので
夜に飲むといいかもしれません。

実はこの眠くなる副作用を利用して造られた睡眠導入剤が
ドリウェルということですから、どれ程強烈な眠気が来るのかは
想像に容易い事ではないでしょうか。

また、だるさも感じるという人もいるため、
やはり寝る前に使うのがベストです。

抗ヒスタミン剤は病院で処方してもらえるので
かゆみは不眠に対して我慢出来なかった場合は皮膚科へ
行って下さいね。

効果が無い場合もある

ただ、アトピーには必ずしも効くとは言えないのが
抗ヒスタミン剤。
アトピーの痒みの原因は、
様々あるからだと考えられています。

効果がある痒み

この抗ヒスタミン剤によって効くかゆみというのが、
引っ掻きによる痒みです。

ヒスタミンは肌を引っ掻く事によっても生じる為、
抗ヒスタミンの効果は十分に発揮されます。

痒くて書いてしまって、どんどん痒みが増す場合などは
これ以上悪化する前に、
抗ヒスタミン剤で抑えてしまいましょう

効果が無い痒み

乾燥から来るもにには効果が薄いといわれており、
外部要因があわさった刺激の痒みということで、
ヒスタミンは内部で分泌されている為、
ヒスタミンを介していない乾燥による痒みには、
効果が薄いといわれているようです。

しかし、抗ヒスタミンが効かない場合は、
乾燥による痒みである可能性が高いですので、
アトピー肌でも安心して使える保湿剤
を使ってみると痒みは収まるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
脱ステロイドでアトピー完治を目指すとなれば、後は準備だけです。
最初は大変かもしれません。

しかし、準備をしっかりとしておくことで、
これから来るであろう苦労も、それ程大変に感じなかったりするものです。

脱ステロイドを決めたら、後はアトピーが完治するまで一直線に、
途中辛くても一緒に乗り切っていきましょう。
きっと良い方向に向かっていくはずですから。